おばさんレモン

30歳になりました。映画、ドラマ、漫画、本、もろもろ。

2019年秋ドラマ〜初回を終えて〜

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今期のドラマ、豊作過ぎて忙しい。うれしい悲鳴。リアルタイムで観られない深夜帯ばかりだけど、TVerのおかげでしっかり視聴できるので、嫌いな曜日が生まれない幸せ。何年ぶりだろう……。

 

2話以降も視聴続行のラインナップは以下の10作。これにおっさんずラブを追加するかは1話次第。

 

月曜24:54 メ〜テレ『本気のしるし』

これは完全に事前情報から期待大でした。映画『淵に立つ』『よこがお』の深田晃司監督を起用するとかメ〜テレすごすぎ。いつも自信満々の森崎ウィンが、どこにでもいそうなのに不穏な空気しか纏っていない土村芳に振り回されていくもどかしさがたまらん。毎回続きが気になる終わり方。

 

火曜21:00 フジテレビ『まだ結婚できない男

1作目が13年前と知って驚愕。ばりばり記憶あります。めっちゃ好きなドラマの1つだったので、大事なキャストが一部変わったことでどうなるのか…と思っていたけど、2話から通常運転でよきよき。時代の変化がコンビニ店員とか細部に盛り込まれててよいけど、事務所のメンバーとの絡みがどうなっていくのか気になるところ。

 

火曜22:00 TBS『G線上のあなたと私』

いくえみ綾好きとして、波瑠主演となるとあなそれの恐怖が蘇り、予告からもう〜んという感じだったが、1話めっちゃよかった。いい意味で裏切られた。中川大志は残念イケメンコメディ俳優として岡田将生の跡を継いでほしいですね。『監獄学園』『QUEEN』で培ったキャラを抑え気味に活かしているのがよい。

 

木曜23:15 読売テレビ『チート』

これはもう金子大地一択。本田翼と清原翔については声がコメディに向いてないのでしょうがない。富田望生ちゃんももったいない。ただ、ドラマとしては観やすいし、詐欺を騙すストーリーは正直『コンフィデンスマンJP』より好き。風間俊介桐山漣のクサい感じもきついけど、大丈夫。金子大地がいるから。程よいドラマのいい位置で順当に知名度を上げて、なんかものすごいしんどい映画の主演をやってほしい。

 

木曜25:00 テレビ東京『新米姉妹のふたりごはん』

飯テロ可愛いドラマです。大友花恋、ただの青春ドラマより、クール系で女子といる方がいいですね。山田杏奈は髪型がなんか気になるけどとりあえずかわいい。友達役の田中芽衣は『放課後ソーダ日和』に続いてやはりよい。グータンヌーボ2に出たときの、最近の若者として見られることに慣れてるけど特に主張はしない感じがよかった。

 

金曜23:15 テレビ朝日時効警察はじめました』

こちらも続編。スペシャルの武田真治が素晴らしかった。麻生久美子吉岡里帆の顔面が被る問題が気になる。まだキャラが掴めずふわふわしてる。元のキャストにプラスするのはなるほどと思ったけど、捨てる勇気も必要なのか。画面に人数が多いんだよな…沙織くらいがちょうどよかったと気づく。

 

金曜24:12 テレビ東京孤独のグルメSeason8』

愛する孤高の飯テロドラマ。毎回シーズンが始まる前にアマゾンプライムで過去作を見返すのだが、五郎の見た目は着実に歳をとっているにも関わらず食欲は一切衰えない。恐るべし。久住さんは少し食べる量が減った気が。年越しスペシャルも期待してます。

 

金曜24:52 テレビ東京『ひとりキャンプで食って寝る』

テレ東はやはり旬を掴んでくる。キャンプにはまったく興味ないが、ひとりキャンプしてる人を見るのは楽しい。三浦貴大夏帆が交互に主演ということで、ゲストも含めて楽しみ。1話から渋川清彦とか最高。飯テロドラマは音がいいよね。

 

土曜22:00 日テレ『俺の話は長い』

こんなによく喋る生田斗真は花ざかりのイケメンパラダイス以来。真骨頂だわ。30分ずつの1時間2話構成も見やすい。清原果耶ちゃんの等身大の役柄をようやく観られて嬉しい。思春期かわいい。ニートで屁理屈捏ねるけど、嫌いになれないのは、生田斗真の何かしら傷ついた感じが絶妙だからかな。今期唯一の日テレ。

 

日曜24:50 MBS左ききのエレン』

ようやく始まった……。原作は未読だけど、巷で(私のTL上で)漫画が盛り上がっていたのは横目で確認していたので、ドラマは観ようと思っていた。神尾楓珠池田エライザ、石田ひゅーい、今泉佑唯ときてよくないわけない。まず画面が恋のツキ的で激好み。題材が題材なだけに拘りを感じますね。

 

今期は本当にいいドラマの数が多い。この生活に慣れると来期が地獄なので、これは奇跡と肝に銘じて幸せな3ヶ月を過ごします。あー幸せ。

『A子さんの恋人』に入りたい

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『A子さんの恋人』が好きすぎる。新刊を待つことに耐えきれず、今月2回目の新刊出る前に読み直すタイムを始めてしまった。

根拠のない情報筋だと11月15日発売予定らしく、昨年の作者Twitterを見る限り前月の頭には公表していることから、来週には新刊発表があるのではないかとうずうずしている。話数的にはもう出ていてもおかしくないのだから、最終話までまとめて掲載するのか、7巻まで突入する勢いなのか……

ファンとしては作者の納得のいく形で完結してほしいのはもちろん、できれば一生見続けたいと思うのもまた本音である。中毒性のある日常系ドラマと一緒だよね。その点『孤独のグルメ』は必ず期待に応えてくれる、ありがとうテレ東、シーズン8もTVerと画面で2回ずつ鑑賞させていただきます。

 

それにしても登場人物全員愛してやまない。特にI子ちゃんは、見るたび胸が痛くなりつい涙してしまうほっとけない人物なのだが、やはり私はU子ちゃんがたまらなく好きだ。口や態度が悪く、自由奔放に見えるU子ちゃんの表面も大好きだったが、5巻で見せた家族との関係やヒロくんとの幸せそうな姿にさらに惹かれてしまった。実写化なんてした場合、この恐ろしく魅力的なU子ちゃんを演じられる女優などいるものか。そう思って女優リストをチェックしていると、いました。奇跡か。これは、私にキャスティングさせてほしい。まじで。

 

ということで、『A子さんの恋人』私が実写化するならキャスティング。

 

まず、地味だけどモテる主人公・A子さん役は、、

 

黒川芽以!!

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1987年生まれで160cm。黒髪ロング、薄めの和美人。苦虫を噛んだ表情が似合うのが良い。

 

そんなA子さんの元恋人・A太郎役はこの人しかいない。

 

坂口健太郎

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完全に見た目。オシャレしなくてもかっこよく、誰にでもその場でできる優しさを振りまき、学校の2/3の女子が好きになってしまう男。佐藤健もあり、と思ったが、身長が欲しかったのです。1991年生まれなので、立派なアラサーですね。

 

A太郎のライバルにあたる、現恋人・A君役はめっちゃ悩んだ結果、、

 

森崎ウィン…!

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アメリカ人とか難し過ぎるからさ、ハーフの俳優探したけどさ、年齢とか見た目の感じとかハードル高すぎ。でもウィンは最近旬だし、1990年生まれだし、英語喋れるし、ありやろ!眼鏡かければどことなく似てるし。

 

そしてそして私の大好きなU子ちゃん役は!

 

佐津川愛美!!!

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1988年生まれ、152cm、ショートぱっつんも似合う、口が悪い演技も素晴らしい、そしてかわいい!完璧!!秋田弁もうまそー。双子のあさこは前田敦子でもありだな〜。

 

U子ちゃんと対照的なちゃんとした大人のK子ちゃん役は、、

 

榮倉奈々

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完全に髪型!スタイル良すぎて逆にいやらしくない感じもよし!ばっさばさ説教しつつよっしーの前では白い服着るK子ちゃんですねー。

 

そんでもって美大生の自分が大好きI子ちゃん役は、、

 

森矢カンナ

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悩んだ。非常に悩んだ。川栄李奈がアラサーであれば…と思ったけど、身長168cmでもよく一緒にいるのはK子ちゃんやし、いけるやろ!という判断。くりくりした目とぱっつん前髪とパーマふわふわロングが似合うんだよねー。

 

その他、I子ちゃんを支えるいいやつ山田役は矢本悠馬、U子ちゃんのバカかわいい恋人ヒロ君役は山田裕貴、K子ちゃんが失恋するマリンちゃん役は林遣都ですね。A太郎の嫌いな教授は長谷川博己とか〜考えだすと止まらない。妄想は自由。

 

まぁ私にはなんの権限もないのですが、実写化を検討しているテレビ局があれば、ぜひ参考にしていただきたい。願わくばTBSの火曜10時か、テレ東の深夜がいいです。タナダユキ監督とか今泉力哉監督とか沖田修一監督とかいいな〜。

 

10月には福岡で近藤聡乃さんの個展があり、トークイベントも申し込んだので、新刊出るまで生き延びれます。矢部太郎とのトークイベント以来なので、めちゃめちゃ楽しみ〜。新刊情報は震えて待つべし。

好きな女優・俳優

気づいたら三十路まで一ヶ月切ってた。月並みだけど、一年てあっという間ですね。

 

20代最後の日々は、ひたすらドラマを見て過ごした気がする。中学生以来のテレビっ子ぶりを発揮。2017年の目標は映画100本観ることで、ちゃんと達成できたけど、2018年は結局50本くらいに減ってしまった。数字で言い聞かせないと頑張れないけど、その後の何もなさに耐えられない。そもそも数字で決めないとやらないことは、好きなことではないのか。嫌だなあ。素晴らしい映画に出会えたことで満足すればいいのだけれど。

 

文章書くのも好きだと思ってたけど、完璧主義が邪魔します。何様だ。田中泰延さんの「読みたいことを、書けばいい」という本が出るとTLで見て、そうだよなぁと思い出した。初心にかえろう。

 

今までメモに溜めてた好きな女優・俳優リストがこちら。基本的に若手(とかつて呼ばれた人も含む)。誰が誰と同い年なんだろうと気になって調べました。この人たちは、この俳優を見て育ったんだな、とか。今後も増える予定。


【1973】浅野忠信

【1974】加瀬亮

【1976】オダギリジョー伊勢谷友介中谷美紀

【1977】松たか子

【1978】麻生久美子

【1979】窪塚洋介新井浩文奥菜恵

【1980】妻夫木聡高橋一生酒井若菜

               田畑智子

【1981】忍成修吾池脇千鶴尾野真千子

               柴咲コウ

【1982】綾野剛瑛太小栗旬成宮寛貴

               真木よう子

【1983】松田龍平山田孝之水川あさみ

1984森山未來臼田あさ美

【1985】松田翔太松山ケンイチ蒼井優

               満島ひかり宮崎あおい

【1986】柄本佑中村倫也安藤サクラ

               上野樹里・杏

【1987】高良健吾市原隼人黒川芽以

               鈴木杏香椎由宇

【1988】松坂桃李窪田正孝濱田岳

               徳永えり佐津川愛美

【1989】佐藤健永山絢斗若葉竜也

               賀来賢人岡田将生仲里依紗

               小林涼子

【1990】柳楽優弥三浦春馬池松壮亮

               林遣都矢本悠馬山田裕貴

               黒木華

【1991】高畑充希夏帆深川麻衣

【1992】染谷将太門脇麦岸井ゆきの

               忽那汐里

【1993】菅田将暉・太賀・神木隆之介

               成田凌吉村界人・藤原季節

               有村架純阿部純子

【1994】岡山天音須賀健太吉沢亮

               二階堂ふみ伊藤沙莉石橋静河

【1995】井之脇海森川葵松岡茉優・sumire

【1996】寛一郎・金子大地・小松菜奈

               古川琴音・橋本愛

【1997】村上虹郎北村匠海杉咲花    

               松本穂香・吉田志織

【1998】広瀬すず・モトーラ世理奈

【1999】神尾楓珠清水尋也

【2000】森田想・田中芽衣

【2001】山田杏奈

【2002】蒔田彩珠

 

2019.10.24時点

 

クリームソーダ

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お母さんには内緒で、おばあちゃんと2人で出かける近所の喫茶店。そこは、おしゃべりなおばあちゃんマスターがカウンターから顔を覗かせ、常連のおじいさんがタバコを吸いながら新聞を広げる、今でいうレトロなお店だった。

 

非日常な大人の世界にドキドキしながら、普段は食べることのできないカタカナがたくさん書かれたメニューを眺める。チョコレートパフェか、アイスが乗ったワッフルか、はたまたフルーツポンチか……。滅多にない機会に後悔のないチョイスを。

 

散々悩んだ挙句、結局いつも選ぶのはクリームソーダだった。

体に悪そうな緑色の炭酸ジュース。上には甘い甘いバニラアイス。そのどちらもを同時に食べられるクリームソーダは、子どもの頃の憧れの一つだった。

メロンソーダに溶けたバニラアイスが氷とくっついたところを、スプーンでつついて食べるのがおいしい。そう教えてくれたのは『ちびまる子ちゃん』だったか。

 

大人になって自分のお金で自由に何でも選べるようになると、はたと遠のいてしまうのは何故だろう。カラオケか映画館でたまにメロンソーダを頼むくらいだ。いや、同じ炭酸ならジンジャーエールを頼む方が多い。

 

現代の女子高生にとって、クリームソーダは“かわいい”らしい。

透き通った緑の液体に無数の気泡が生まれ、溶け出す丸いバニラアイスの横にちょこんと置かれた赤いさくらんぼ。

確かに、言われてみれば、何故今まで気づかなかったのかわからないほど、その見た目は女子の心をくすぐる。むしろ、ここまでかわいい飲み物はないというくらい、かわいい。

 

このかわいさを存分に味わえる、YouTube配信型のドラマがある。

『放課後ソーダ日和』(枝優花監督)

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映画『少女邂逅』のアナザーストーリーとなっているこの作品は、1話7-10分ほどの短編ドラマで、全9回。暑くてうんざりした今年の夏の、涼やかな楽しみだった。

 

女子高生が放課後に実在する喫茶店のクリームソーダを飲みに行く話……というと、女子高生版孤独のグルメみたいな感じがするが、そんな楽しみ方でも良いと思う。

少女漫画から出てきたような、3人の設定(モデル活動中の派手なモモ、優等生で地味なムウ子、ごく普通の女子高生サナ)は女子にはたまらないし、徐々に深まる友情、恋の悩み、進路への不安……と普遍的なテーマでありながらクリームソーダと音楽のポップさがなんとも現代的。これがエモいというやつか。

 

と、ここまで書いていたのは8月中旬。時の流れに身を任せて気づけば10月も終わろうとしている。恐ろしい。

 

このたび、第28回映画祭TAMA CINEMA FORUMにて、枝優花監督特集が組まれるということで、日記もアップしておこうと思い立った。最終日11/25に、『さよならスピカ』『少女邂逅』と併せて『放課後ソーダ日和』も3話分上映とのこと。素晴らしすぎる。枝優花監督のトークもあるらしいので、これは行きたい……。

ロケ地巡りも兼ねて、プチ旅行でもしようかな。

 

 

セブンルール

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『誰しも自分自身に課しているルールがある。セブンルール。今回の主人公は……』

 

と紹介されるのは、生き生きと自分の意志で働く女性たち。テレビの中で密着されている主人公は、特別な才能を持っているわけではなく、自分のやるべきことを淡々と着実に行う。

 

その光景は、あまりに生々しく、あまりに自分と同じ世界線上の出来事で、胸の裏側が少し冷やっとする。

 

そんな彼女たちには、7つのルール="いつもしていること"があるらしい。無意識にしていることから、心がけていること、必ずそうすると決めていることなど。自分にもあるのかな、と振り返りながら探してみることに。

 

わたしのセブンルール。

 

1.ご飯は真剣に選ぶ

  ご飯にテンションが左右されるので、適当に済ませる、というのは生活がダメになる流れ。コンビニしかない時も、自分が何を欲しているのか、食べながら何をするのかを考えながら、相当悩んで一食を決める。

 

2.ドラマは2ヶ月半前からチェック

  新ドラマの1話が出揃った辺りから、次クールのドラマをチェックし始める。2話以降見続けるドラマは2-3本となるため、次クールで期待できるドラマ情報を注入し、自分の中の良いドラマ率を高めるスタイル。調べる時は「ドラマ 2018 10月」のようにググる

 

3.音読で語感を確認する

  報告書やメールなど、どんな文章でも語感にこだわる。文節の順番や指示語の使い方、読点のタイミングや文末のバランスなど、わかりやすく伝える工夫は怠らない。相手の頭の中でスムーズに再生されなければ、素早く理解してもらえないからだ。音読は、本番再生を成功させるためのシミュレーションである。

 

4.映画のエンドロールは隅々まで観る

  そこに文字があると一字一句見てしまうのは、雑誌に夢中だった頃からの癖だろうか。大量の文字情報が下から上へと流れていくエンドロールでも、無理だとわかりながら可能な限り読もうと試みる。脇役やスタッフ、ロケ地などに詳しくなった理由の一つだ。

 

5.苦手なことは得意な人に任せる

  苦手なことに時間をかけて微妙な結果になるよりも、得意なことで誰かのカバーをする方が断然楽しい。自分で全部できなくてもいいと思っていたのだけど、「自分でできるようになった方が楽しいじゃん」という考え方には目からウロコだった。確かに、できるようになりたいことは、苦手でも頑張ろうかな。卵焼きみたいに。

 

6.夜眠れなくても焦らない

  中学生くらいから、なかなか眠れず朝を迎えてしまうことが度々ある。次の日のことを考えると焦燥感に駆られ、頭の中は自分の声でぐるぐるになり、さらに入眠が遠のくという悪循環。大人になっても相変わらずだったが、「眠れなくても目を瞑って布団に入るだけで、睡眠効果の80%を得られる」という説をテレビでたまたま見て以来、寝つきが悪い夜も「8割一緒やし、大丈夫」と落ち着いて目を瞑っている。

 

7.好きなお店・人にお金を落とす

  私は何かを生み出せる人が好きだ。漫画も映画もご飯も、作り手がいなければ享受することはできない。それを見たり、食べたり、話題にしたりして、楽しませてもらう分、私にできることはお金を払うこと。無料のサービスが周りに溢れていると、感覚が麻痺してしまうけど、対価を支払うことは自分のためでもあるのだと思う。

 

 

意外とあった。セブンルール。

こだわりポイントみたいなものか。人によって全然違うんだろうな。いろんな人に聞いてみよ。

 

良い番組をありがとう、カンテーレ

 

卵焼きの話



2週間前、ふと卵焼きが食べたくなった。


冷蔵庫に残った賞味期限が近い3つの卵。旦那がもうすぐ帰ってくるが、おかずが少し足りない。

いつもはめんどくさくて野菜と一緒に適当に混ぜて焼くだけだが、今ならなんだかやる気があるかもしれない。

グーグルで「卵焼き 甘い フライパン」と調べる。過不足ない調べ方に満足。

上から3つめくらいに出ていたプロっぽい雰囲気のサイトを開いて、丸いフライパンでも周りを折りたたんでできることを学ぶ。
これでいける、と思い卵2個と調味料をレシピ通りに混ぜ合わせる。



黒い。

卵かけご飯で失敗したときの10倍くらい黒い。


おかしい。どう考えてもサイトに載ってる途中段階の写真と色が違う。とりあえず残しておいた最後の卵も割ってみる。



全くごまかせない。意味がわからない。

焼いたら黄色くなるやろ、と自分に言い聞かせて焼いてみるものの、茶色い。こんな卵焼き見たことない。

折りたたむのも下手くそで、卵3個も使ったからものすごくでかくなって、全てが台無しになった。案の定まずい。


それが私に火をつけた。


旦那に頼み、ネットで卵焼き用の四角いフライパンを買ってもらう。ついでに丸いフライパンも買ってもらう。

サイトには頼らず、10年前くらいに母に教えてもらった隠し味のマヨネーズと、確実に甘くなるだろう牛乳、砂糖を入れて再挑戦だ。


味が薄い。見た目はまあまあいいのに味が薄い。

フライパン側の問題しか解決しなかった。でもこれでわかった。


三度目の昨日、クックパッドで一番人気のレシピを探す。プレミアム会員には入ってないので、上に出てくるNo.1と同じ写真をひたすら探す。
見つけて材料、作り方を確認。


砂糖:小さじ2
塩:ひとつまみ
ほんだし:ふたつまみ
水:大さじ1


「ひとつまみ」とか各々のさじ加減じゃん、と思いながら素直に従い、指示通り3回に分けて巻いていく。



普通にできた。
やっぱりクックパッド最強。すごい。多分違うけど、お母さんの味だわ。


そんな29歳のバースデーイブ、私は卵焼きをおいしく作る人になれた。
少し憧れてたけど、頑張らなかったことがいっぱいある。

なりたい30歳になるための、最後の1年間がついに始まってしまった。