セブンルール
『誰しも自分自身に課しているルールがある。セブンルール。今回の主人公は……』
と紹介されるのは、生き生きと自分の意志で働く女性たち。テレビの中で密着されている主人公は、特別な才能を持っているわけではなく、自分のやるべきことを淡々と着実に行う。
その光景は、あまりに生々しく、あまりに自分と同じ世界線上の出来事で、胸の裏側が少し冷やっとする。
そんな彼女たちには、7つのルール="いつもしていること"があるらしい。無意識にしていることから、心がけていること、必ずそうすると決めていることなど。自分にもあるのかな、と振り返りながら探してみることに。
わたしのセブンルール。
1.ご飯は真剣に選ぶ
ご飯にテンションが左右されるので、適当に済ませる、というのは生活がダメになる流れ。コンビニしかない時も、自分が何を欲しているのか、食べながら何をするのかを考えながら、相当悩んで一食を決める。
2.ドラマは2ヶ月半前からチェック
新ドラマの1話が出揃った辺りから、次クールのドラマをチェックし始める。2話以降見続けるドラマは2-3本となるため、次クールで期待できるドラマ情報を注入し、自分の中の良いドラマ率を高めるスタイル。調べる時は「ドラマ 2018 10月」のようにググる。
3.音読で語感を確認する
報告書やメールなど、どんな文章でも語感にこだわる。文節の順番や指示語の使い方、読点のタイミングや文末のバランスなど、わかりやすく伝える工夫は怠らない。相手の頭の中でスムーズに再生されなければ、素早く理解してもらえないからだ。音読は、本番再生を成功させるためのシミュレーションである。
4.映画のエンドロールは隅々まで観る
そこに文字があると一字一句見てしまうのは、雑誌に夢中だった頃からの癖だろうか。大量の文字情報が下から上へと流れていくエンドロールでも、無理だとわかりながら可能な限り読もうと試みる。脇役やスタッフ、ロケ地などに詳しくなった理由の一つだ。
5.苦手なことは得意な人に任せる
苦手なことに時間をかけて微妙な結果になるよりも、得意なことで誰かのカバーをする方が断然楽しい。自分で全部できなくてもいいと思っていたのだけど、「自分でできるようになった方が楽しいじゃん」という考え方には目からウロコだった。確かに、できるようになりたいことは、苦手でも頑張ろうかな。卵焼きみたいに。
6.夜眠れなくても焦らない
中学生くらいから、なかなか眠れず朝を迎えてしまうことが度々ある。次の日のことを考えると焦燥感に駆られ、頭の中は自分の声でぐるぐるになり、さらに入眠が遠のくという悪循環。大人になっても相変わらずだったが、「眠れなくても目を瞑って布団に入るだけで、睡眠効果の80%を得られる」という説をテレビでたまたま見て以来、寝つきが悪い夜も「8割一緒やし、大丈夫」と落ち着いて目を瞑っている。
7.好きなお店・人にお金を落とす
私は何かを生み出せる人が好きだ。漫画も映画もご飯も、作り手がいなければ享受することはできない。それを見たり、食べたり、話題にしたりして、楽しませてもらう分、私にできることはお金を払うこと。無料のサービスが周りに溢れていると、感覚が麻痺してしまうけど、対価を支払うことは自分のためでもあるのだと思う。
意外とあった。セブンルール。
こだわりポイントみたいなものか。人によって全然違うんだろうな。いろんな人に聞いてみよ。
良い番組をありがとう、カンテーレ。